11月30日(水)、和歌山県生協連の「第26回和歌山県生協大会~くらし、文化の向上で平和なすみよい和歌山を目指して」を、わかやま市民生協E*KAOホールにて開催しました。
毎年、会員生協の役職員・組合員が一堂に会し、交流と連帯を深め、県内における生協運動の発展につなげていくために開催しています。
開会挨拶として、和歌山県生協連合会 会長理事の上田 欣士郎より、国際的な情勢の変化や日本人のコミュニケ―ション能力が低下していると話がありました。また、和歌山県生協連主催で行う「怒る富士」の紹介などがあり、自然、災害、人のつながりを知ってほしいと締めくくりました。
当日お越しいただいた11人のご来賓より代表して、和歌山県環境生活部県民局局長 岡本 勝年様、和歌山県農業協同組合中央会会長代理、総合企画部長 小川 純生様、公益社団法人 和歌山県労働者福祉協議会副会長理事 髙橋 義典様の3人の方よりご挨拶を頂きました。
また「大会アピール」では、組合員のくらしの厳しさとともに生協の事業環境も厳しく、また、自然環境の変化、平和を脅かす様々な情勢や国内外の目まぐるしい状況の変化の中、これまで以上に社会の中に存在価値を高めることや、協同組合間の連帯強化、交流を深め、安心して暮らせる地域づくりを目指していくことを確認しました。
このほか、永年勤続表彰として、県連の会員生協で通算20年以上勤務された10人の方々の功労に対し、表彰状と記念品を贈呈しました。
TBS『はなまるマーケット』のはなまるアナとしておなじみのフリーアナウンサー、庄司 麻由里さんを講師に招き、講演を行ないました。
庄司さんからは、聞き上手な人は、うなずき(聞いていますよのサイン)、あいづち(話の先を促す、類似性の法則が働く)、リアクション(感情を表に出す)があると話されました。また、会話をはずませるためには、はい、いいえで答えられる質問ではなく、5W1Hを質問すると良いこと。質問をすることに一生懸命になると質問が頭に入らないので、常に次の話題は相手の言葉の中にあると意識し、会話をすると良いという話も伺いました。
また、大勢の人の前で話す時に大切なことは、準備(話す内容を文章に書いてみる、時計で時間を計る。)、想像力(聞いている人が嫌な気持ちにならないか、正しく相手に伝わるか。)、緊張(声の大きさや表情は適切か、聞いている人の反応はどうか。)だと言います。
加えて、緊張とあがることは違うと言い、あがらないためには、始めのうちは自分の会話に頷いてくれる人を見て話をするのが良いとのことです。すると、だんだん落ち着いてくるので、その後みんなを見て話すという段階を踏むと良いと講演を締めくくりました。
閉会挨拶では、和歌山県生協連、副会長理事の久保田 泰造より、和歌山県生協連の沿革と、「怒る富士」の紹介がありました。また、これからも協同組合間の連携を深めて、共に活動していきましょうとのお言葉を頂きました。