
2025年9月26日(金)、和歌山県人権施策推進課副課長の若林和美さんを講師に招き、「和歌山県における人権施策」について28人が学びました。
2002年施行の「和歌山県人権尊重の社会づくり条例」にもとづき、2004年に策定した「和歌山県人権施策基本方針」を策定。おおよそ5年ごとに改定を行ない現在「第四次改定版」が作られていることや、さまざまな条例を策定していることを紹介いただきました。また和歌山県人権啓発センターでは、人権相談・法律相談を行なっていることの案内もありました。
DVD視聴では、職場などで起こる6つの人権(ハラスメント、外国人、働き方、いろいろな性、障害者、部落差別)をテーマに、相手の想いを聴くこと・自分の想いを伝えること・お互いを受け止めあうことの大切さを考える内容でした。参加者からは「誰にでもわかる方法で伝えることは外国人だけでなく、今の職場でも活用できる」など意見がありました。
休憩後のグループワークでは、会場参加者7人ずつに分かれ、和歌山県提供の「無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)セルフチェック30」を各自行ない、自分の考え方の癖や価値観を改めて見つめ直すきっかけになりました。グループワークでも自分の気付きや講義やDVD視聴で感じたことを交流しました。
参加者からは、「自分の中の無意識の思い込みがとても強く存在する事を認識して、びっくり」「今なお続く差別問題など、人権問題って、一人一人が学習し理解しないといけない事なんだと思いました」など、それぞれの気付きがありました。