11月8日、和歌山県JAビル和ホールにて、和歌山県協同組合組織連絡会主催で協同組合学習会「社会的連帯経済とは何か」を開催し、41名の参加がありました。

冒頭、和歌山県協同組合組織連絡会を代表して和歌山県生協連の久保田会長理事より、コロナ禍を契機に価値観の変化、地球温暖化ゃ自然災害の頻発、ウクライナでの戦争などの影響による食料品をはじめとする様々な商品の高騰により、弱い立場の人々へのくらしのしわよせが顕著になっている。本日の学習会のテーマである社会的連帯経済は、包括的で持続可能な経済発展として国内外で注目を集めている経済概念です。この学習会を通じて、協同の輪がさらに広がり、協同組合運動がますます発展すること祈念したいとの挨拶がありまた。
【学習会内容】
講演会テーマ 「社会的連帯経済とは何か」
講師 立教大学教授 藤井 敦史 氏
講演内容
社会的連帯経済とは、現在の市場経済ではなく、協同組合やNPO、地域の団体が協力し連携関係を基盤とした、生命や 生活を支える経済を創出する運動である。世界では、欧州や南米を中心に社会的連帯経済の法制化が近年すすんできたことを各国の事例も交えながら解説頂きました。
事例紹介として、和歌山県「麦の郷のとりくみ」、韓国「給食無償化運動のとりくみ」についてビデオを活用しながら説明を頂きました。